インタビュー
インタビュー
材料力学や金属材料の特性、歯車やポンプ等の設計などを学びました。また、実習では鋳造や溶接、切削加工などの技術を身に付けました。実習中に、操作ミスで旋盤と呼ばれる機械を壊してしまいそうになったことは苦い思い出です。卒業研究では、線材をねじり試験機に設置して破断までの時間を測るということをひたすら続けました。と、それなりに勉強していたように書きましたが、何よりも夢中になっていたのは、バイク。カワサキ製のマシンに乗り、仲間とツーリングに行ったり、バイクいじりしたりの時間を過ごした学生時代でした。
「バイクに関わる仕事をしたい」その思いで企業を探す中でケイテックを知り、偶然ケイテックで働いている先輩に話を聞いたら「良い会社だよ!」と即答。それで応募を決めました。最終的には、面接官に「ケイテックに入社すればバイクに関する仕事しかないから、バイク好きなら間違いない会社だよ!」と言われ、一気に気持ちが固まりました。学生時代にシステム分野をほとんど学んでいませんでしたが、そこは入社後に必死に学んで何とかなりました。
| 2000年 | 入社後、3か月の現場実習を経てシステム部へ配属。 ロボット部門のシステムの運用を担当。(バイク以外の仕事あるやん!) |
|---|---|
| 2007年 | モーターサイクル部門の仕事へ担当変更。 |
| 2008年 | 基幹システム再構築プロジェクトに参加。 |
| 2017年 | プロジェクトリーダーとしての力を伸ばすため川重へ出向。(5年間の約束) |
| 2022年 | ケイテックへ戻りマネージャーの道へ進む。 |
カワサキモータース情報システム部の方々と一緒に、バイクの設計から生産、販売、そしてアフターサービスを支える幅広い分野のシステムを開発しています。システムを利用するユーザーとの距離が近いことで、自分が開発したシステムがユーザーの役に立つところを間近に見ることができ、また、喜びの声も直接聞けるところが仕事のやりがいです。
入社2~3年目頃(もう20年以上前になります)、国際ロボット展での仕事が印象に残っています。Kawasakiのブース内に10台ほどのPCを設置しネットワークの敷設を行い、「ITの力でロボットを効果的にアピールする―」そんな取り組みでした。専門業者を使わず、すべて手作りだったので「本当に上手くいくのか?」と内心めちゃくちゃ怖かったですが、一緒に作業してくれた先輩たちの力もあって何とか形にすることが出来ました。今振り返ると、とても貴重な経験です。
もう1つは、設計部品表システムの開発です。当時にしては、規模も難易度も“特大案件”で、開発リーダーとして10数名の開発者と共に何とか作り上げました。ですが、完成の喜びも束の間、ユーザーの皆さまからの多くのご指摘をいただき…、一番悔しい思いも味わった開発でもありました。
入社後は、先輩社員が指導員として半年間しっかりと教育を行います。その後も、指導員のサポートのもと、OJTとして開発業務に取り組んでもらいます。業務に必要なスキルは研修やe-learningを通して習得し、業務を通してしっかりと身に付けることができます。現在は、若手からベテラン社員まで、クラウド技術習得に力を入れており、着々と技術者の数は増えています。またAIの活用もどんどん進んでおり有志メンバーで研究チームを立ち上げるなど、意欲的な人が多い職場で、本人のやる気があればどんどん成長できる環境だと思います。
ケイテックには、自分には真似できないような高い技術を持つ仲間がたくさんいます。その人たちと自然に交流できる環境があり、部門の垣根を越えて相談したり、助け合ったりできるのが大きな魅力ですね。
「メーカーのシステム部門の仕事」というと堅いイメージを持たれがちですが、ケイテックはもともとバイクのデザイン部門から始まった会社。だからか、自由な雰囲気で気さくな人も多いんです。雑談含めてコミュニケーションが活発で、職場に来ると気持ちが自然と前向きになります。シンプルに“人との関わり”が好きで、ここに通っているような気がしています。
10年後の自分へ。「きっと、今からは想像できないような新たなビジネスに取り組んでるよね!?」
自分が開発したシステムの利用者から「このシステムのおかげで作業がとても効率化された」と感謝の言葉をもらった時は本当にやりがいを感じました。新しい技術を身に付けながらシステム開発を行うことは簡単ではありませんが、困難を乗り越えた先には大きな達成感が待っています。是非、皆さんにも味わってもらいたいです。